図書館の殺人 青崎有吾

今作もなかなか面白かったです。細かな証拠からロジックを積み重ねるやり方はさすがですし、テクニックはどうにいってますね。あとは、探偵たちも含めたキャラのいろいろ騒がしさも物語に華をそえていますね。
裏染の過去、後ろに何かが流れている空気が出てきているし、時代設定が最初はオンタイムだけど、今からすれば過去の話になっている。
なっているからこそ、その時間のだけ、何かを仕込んでいるのかな。
水族館から少しずつ入れてきて、短編集ではその仕込みの一端かもしれないのを見た気がします。
あとはもし、その仕込みがあるとしたらミステリーという空間の中で美しくロジックで
みせてほしいなあ。
期待しています。

図書館の殺人